マックス・エルンスト
2010年02月23日
シュルレアリスムとは「”自分を見つけたときに迷う”もの」
FB21-03/赤い鳥の木霊
赤い鳥の木霊
羽音は巣立ちの記憶をもっている
それは想い出すからではない。
からだの一部にすでにもっている
マックス・エルンストの葉は、
フロッタージュされた音(詩)をもっている。
擦れた紙の上に浮き上がる”かたち”
ものと別のものとが出合う同時性
分離されたものの純粋差異、
いわゆる孵化をすでに懐かしんでいる
裸形の卵は*自分を見つけたときに迷う*
上述の*自分を見つけたときに迷う*とは、補足すると「画家は自分を見つけたときに迷う」と
エルンストのいった言葉だとおもいますが、それは謎を見出すこと、「神秘」とは宇宙の踏み迷い
をもった感覚なのだろう。たえず発見してゆくこと。いったい何を・・それは誰にも分からない。