2011年10月16日

トリスタン・ツァラ「忘却の雲の下に隠されたもの」−2

 GG06-01

A1

 



 

 

 


 

忘却の雲の下に隠されたもの

結局、置き去りにされた「Dada宣言」は色あせない。
何も表現しない空のポケットのなかに、清澄な大気の
層のなかにしまいこまれた。それを取り出すのは心が
詩を求めるときだ。詩の発生を促がすエネルギーが
そこにはあるからだ。

それは「純潔な一微生物だ」宇宙の遺伝子、のなかに
あるそれらのエネルギーがわたし達の身体を振動させる。
それはトリスタン・ツァラの遺した記号を呼吸することではない。
それは:

『・・だれもが知るようにダダはなんでもない。僕は、
空無の真の力を理解するやいなや、ダダから離れ、
僕自身から離れた

『・・本当を言えば、真のダダたちはつねにダダから
離別していた

そんなことを言うトリスタン・ツァラは、空のポケット
もってそのなかに何でもないものの、だれでもないものの
宇宙をつめこんでいたのだ。空-無の真の力を一瞬のうちに
光らせそこから去っていった。
だからそれは今も空-無のまま。

 

CG06-01隠されたもの):このオブジェは、わたしの住んでいる近くの公園に前日の夜に1m^2のシートを置き霜を採集したもの。最も寒い真冬の夜空を観て、星のでていることを確認して霜のよく降る日に採集したもの。シートに付着した霜をテラスに置き太陽の光で溶けて水となったものを蒸発する前に集めて、必要な分量を濾過紙でクリーンにし、小さな試験管のなかに漏斗で入れた。分量は試験管に1/3ほど入れ、コルクで栓をし塞いた。蒸発しないようにコルクは接着剤でしっかり固めた。試験管の中に1/3ほどしか水は入っていないので振ると音がする。更に六角柱の鋳型を作り中心部に試験管を入れ石膏を流し込んだ。この六角柱の保存ケースをつくり納めた。このケースを開け六角柱の石膏をとり出し、振ると音がする。
それは何でもないものの宇宙の音



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