2008年05月02日

シミュラークル「意味の論理学<人体の夜>」−2

ED02-20A/ED-20E/ED02-20B

鏡A黒い人物鏡C

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ED02-20A/ED-20E/ED02-20B
「鏡のなかの夜と昼」

 

昼のなかに夜を・・その光りは外からやって来る
内部の光りは、たえず暗黒で二重映しになっている
その窓はなく、・・鏡に映る姿が己の像として
認識するとき、差異はすでに出来損ないの部品して
回転する。虚無そして・・虚無の持続が媒質として
つくるもの、微粒子の組み立て工具を持ち歩く言葉たち。

言語の無限反復はシーニュの意味作用を破壊せねばならぬ。
夜をつくるために。墓の彼方へ、その沈黙が回帰させる
でもどりの花嫁を祝福するために。つまり不在でなければい
られない言語の宿命を背負う独身者たち。モナドの影に
孤独のトポロジーをつくるシミュラークル・・

主体の消滅のうちに、外の思考を取りこみ、強い力として
感じる沈黙の・・余白を、この言語の虚体から人体の夜を
かくしてつくりだし、鏡の反射が内部空間の闇をかたちつくる、

「何者か・・・」を可視的に映し出すシミュラークル。



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