2006年09月16日

マティスから現代へ「物資と記憶」−6

BI16-80Red3A

TheJungle

 

 

 

 

 

 

 







前回の風景と人物「ポートレートA(池の辺)」では内在平面を試みました。まだ明確に方向性がさだまってはいない。最終的には記号を生み出す記号であるような作品の方向性を考えてます。そのプロセスを掲載しました。今回はそのモチーフを使って現代の社会性を無意識機械をストレートにだしました。このタイトルは「The law of the Jungle, ジャングルの掟」とつけました。言葉がある喚起力をもち、絵に力をもたらす効果を考えねばならない。わたしはこのタイトルの言葉が気に入っている。

このように一つのモチーフでわたしは劇的に方向転換をします。わたしにはスタイルはありません。抽象的な思考を質料の構成によってスタイルを決めるのです。その意味でピカビアのスタイルは、わたしにとって理想でもあります。同じことの繰り返しのない、それでいて少しも抽象的エッセンスが変わらない思想の持主である。わたしもそうありたいものである。



トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Entries