2008年09月

2008年09月20日

「芸術とは何だろう」−1

DD11-05_2

都市の郷愁

 

 

 

DD11-05_2
都市の郷愁

 

 

 

 

 

 

 

都市の郷愁

ほら そこに見えている
詰まった記憶、都市の顔の外に
カオスが覗いている。

ボードレールの衰弱。
雲を突き抜け、無数の伝播、

夜の光はいつもオレンジ色の外の線、
内在は明るくて暗い襞。

出来事はカオスを模倣する
それはリトルネロ、消えそうになると
オレンジ色を模倣する。

遺伝子の奥には銀河を模倣する
意志がある。これは変容しようとする
微粒子のカオスの意志に従うリトルネロ。


「暗い夜道と明るい声のささやかな光」

すべての人工的なものは、
この遺伝子をコピーしようとする
人工的な自然の回帰、だから人工も自然も
そこには区別はない。

パウル・クレーが都市を描くとき
暗い夜道と微かな命の都市を創る

暗黒は無窮の道に通じている
あの銀河があることを教えてくれる

わたしはクレーの光を記号に写して見る。
ジョルジュ・ルオーにもそれがある
多分それが芸術というものなのだろう。

 

上記の言葉は思いついたことを断片的に記述したわたしのデッサンノートの一部です。いつもわたしはイメージを言葉にいったん置いてみます。詩としてのかたちにはしていない。ある種のオブジェです。ピジョンを書き記し、絵を描くための無意識のベクトルになるようその地層化です。

このDD11-05_2の画像掲載はまだフォルムを決めていない状態です。どの方向性にいくのか、明確に追い詰めていない。生命を描こうとしているのか、あるいはカオスをストレートに現出させたいのか判断していない。まだ途中の絵です。しかし何かを待ちうている未決定の生成変化を、その有機的生命体の光が微かに覗いているので、観てみようとおもい載せた。この作品の方向性を頭の中で完成させる絵画でもある。わたしは思考のうちにこの作品を創りあげている。完成度のない絵画ではあるが、絵画の詩作品ともいえる。それを完璧にしている画家がいる。それはパウル・クレーだ。

 



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